※シロアリの自分での駆除は、被害の初期段階・限定的な範囲なら可能ですが、柱や壁の内部に侵食している場合は業者依頼が必須です。
DIY駆除の費用は3,000円~15,000円程度で済みますが、対応を誤ると被害が拡大し、結果的に100万円以上の高額修繕が必要になるリスクがあります。
シロアリの自分での駆除が可能なケース
前提として、自分でシロアリ駆除に成功する可能性が高いのは、以下の条件を満たす場合です。
被害範囲が限定的である
床下の一部に湿った木材があり、そこにのみシロアリが確認できる状態なら、その箇所を部分的に処理することで対応できます。
表面にのみ現れている
壁紙を食い破った跡や、床の表面に蟻道(ぎどう)が見られるだけで、まだ深くまで侵食していない初期段階であれば、市販の薬剤で駆除できる可能性があります。
床下が確認・アクセスしやすい
床下が広く、懐中電灯とクローラーで移動でき、薬剤を塗布する箇所が明確に特定できる環境が必須です。
いつから被害が始まったか明確(数週間以内)
ごく最近発見された被害なら、繁殖がまだ進んでいない可能性が高く、駆除成功率が上がります。
これらに当てはまらない場合は、床下全体や壁の内部にシロアリが広がっている可能性が高いため、業者依頼が無難です。
自分でシロアリを駆除するために必要な薬剤と道具
シロアリをDIYで駆除する場合は、以下の道具と薬剤を準備してください。
必須の薬剤
- 木部用乳剤(フェノトリンやペルメトリンを含む市販品):2,000円~5,000円
- シロアリ用パウダー(珪藻土タイプ):1,500円~3,000円
- ベイト式毒餌(置くだけタイプ):3,000円~8,000円
必要な道具
- 刷毛またはスプレー式散布機:500円~1,500円
- 懐中電灯・ヘッドライト:1,000円~2,000円
- 保護具(手袋・マスク・ゴーグル):1,000円~2,000円
- 木材サンダー(やすり):1,000円~3,000円
おすすめのDIY駆除薬剤
ホームセンターで購入できるアースガーデンの「シロアリ駆除剤」や、フマキラーの「ベイト式シロアリ駆除」は使いやすく、初心者向けです。
ただし、これらはあくまで小規模被害向けで、見えない箇所にシロアリがいる可能性を考えると、完全駆除は難しいです。
シロアリ駆除をDIYで行う具体的な手順
実際に自分でシロアリを駆除する場合の手順を説明します。
1. 被害箇所の特定と確認
懐中電灯を持ち、床下に潜って蟻道や食害跡を探します。
見つけた箇所の座標を記録し、その周囲1メートル程度も念入りに調査してください。
2. 薬剤塗布の準備
被害箇所の表面をサンダーで軽く削り、農薬が浸透しやすくします。
その後、マスクと手袋を装着し、周囲に新聞紙を敷いて準備完了です。
3. 乳剤の塗布
刷毛またはスプレーで、被害木材全体と周囲の土に薬剤を塗ります。
1平方メートルあたり、200~300mlを目安に塗布してください。
4. ベイト式毒餌の設置
乳剤塗布から3日後、被害箇所の周辺にベイト式の毒餌を3~5個設置します。
シロアリが巣に帰る習性を利用し、コロニー全体への駆除効果を狙います。
5. 経過観察
2週間後、再び床下に潜り、活動の有無を確認します。
蟻道が新しく作られていたり、蠢く様子が見られたら、再度薬剤を塗布してください。
自分でのシロアリ駆除が失敗しやすい?理由を解説
多くの人がDIY駆除に失敗する主な原因を紹介します。
見えない箇所に大量のシロアリが潜んでいる
床下や壁の奥深くまでコロニーが広がっていれば、表面の駆除だけでは全く効果がありません。
3ヶ月後、さらに被害が拡大している事例は珍しくありません。
正しい薬剤濃度で散布できていない
市販の乳剤の希釈比率を誤ると、効果が激減します。
また、散布量が不足していると、一部のシロアリが生き残り、再び増殖します。
湿度・温度の影響を見落としている
シロアリは15℃以上20℃以下の冷涼で湿った環境を好みます。
季節によって動きが活発・不活発になるため、駆除時期を誤ると効果が半減します。
再侵入の防止対策をしていない
外部からの侵入経路(基礎の亀裂、床下通気口など)を塞がなければ、駆除後に再びシロアリが侵入してきます。
これらの理由から、本当の意味でシロアリを完全に駆除するなら、プロの業者依頼が結果的に安上がりになる場合が多いのです。
シロアリ駆除に失敗するとさらに費用が膨大になる理由
「駆除費用を節約したい」という理由でDIY駆除を選んでも、もし失敗すると莫大な修繕費がかかります。
段階別の修繕費用の目安
- 初期段階(床下の一部に限定):修繕なし、駆除のみで30,000円~80,000円
- 中期段階(床下全体に広がり、床材が軟化):床の張替え+駆除で200,000円~500,000円
- 後期段階(柱が食い破られ、家全体の構造に影響):修復工事+駆除で500,000円~1,000,000円以上
早期に専門業者に依頼すれば、費用は5分の1~10分の1に抑えられます。
シロアリ駆除業者の費用相場と選び方
では、業者に依頼した場合の費用は、どのくらいかかるのでしょうか。
費用は、被害規模によって大きく異なります。
業者の選び方も合わせて解説します。
(※金額はあくまでも目安です。費用は業者・地域・被害状況によって異なります。複数業者に無料見積もりを依頼して比較することをおすすめします。)
費用の相場
- 床下全体の調査と駆除:50,000円~150,000円
- 小規模な部分駆除:30,000円~80,000円
- 再発防止を含む総合対策:100,000円~300,000円
業者選びの重要なポイント
- 複数の無料見積もりを取る
少なくとも3社から見積もりを取り、内容と価格を比較してください。
異常に安い業者は、施工品質が低い可能性があります。
- 現地調査の詳細さを確認
蟻道の写真撮影、被害範囲の図面化、湿度計での測定などを行う業者は信頼できます。
電話だけで見積もりを出す業者は避けましょう。
- 薬剤の種類と安全性を確認
使用する薬剤名、有効成分、人体への影響を事前に説明してくれるか確認してください。
ペットや小さな子どもがいる家庭は、環境配慮型の薬剤を指定できます。
- 保証期間と再発時の対応
多くの業者は5年間の保証をつけています。
もし5年以内に再発した場合、無料で再駆除してくれるかを確認してください。
- 許認可と実績
都道府県の防除施工業者登録を受けているか確認しましょう。
また、10年以上の営業実績がある業者が安心です。
シロアリ被害の再発を防ぐ方法
駆除後の再発防止、および被害予防のために実施すべき対策を紹介します。
床下の湿度管理
床下の湿度が70%を超えるとシロアリが活動しやすくなります。
床下換気扇の設置、または通気口の清掃で常に湿度を60%以下に保ってください。
定期的な点検
年に1~2回、床下に潜って蟻道や食害跡がないか確認しましょう。
初期発見なら簡単な駆除で済みます。
外部木材の保護
ウッドデッキや倉庫の床材など、直接地面に接する木材には防蟻塗料を塗布してください。
5年ごとに塗り替えが目安です。
基礎の亀裂補修
基礎コンクリートの小さな亀裂も、シロアリの侵入経路になります。
発見したら早期にシーリング材で塞いでください。
💡 無料見積もりで費用を確認しよう
プロに依頼するかどうか迷っているなら、まず無料見積もりだけしてみましょう。
しつこい勧誘なし・見積もりだけでもOKな業者が多いです。
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まとめ
シロアリの自分での駆除は、被害が限定的かつ初期段階なら可能です。
しかし、見えない箇所での被害拡大リスク、薬剤使用の技術的難度、再発の可能性を考えると、業者依頼が現実的です。
費用を比較する際は複数社の無料見積もりを取り、信頼できる業者を選びましょう。
早期対応なら修繕費も最小限に抑えられます。

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